かこ編・・







序章


またもや・・突然に思い立った・・(笑)

大阪で生まれて育ち 今は神戸で暮らしている関西人のわたし・・
関西と一口に言うけれど「京都」の町は大阪・神戸人からちょっと距離があって
エスカレーターも京都は大阪・神戸と違って左立ちだし・・・
関西ながら関西じゃないような・・・(意味不明・・^^;)
時折ちょこっと・・お邪魔させていただく・・そんな気持ちを抱く街・・
なんだかそれじゃ・・淋しいし・・もったいないし・・つまんない・・・
京都をもっと知りたくなった・・・
京都も大阪や神戸の街のようにわが街のように歩けたらきっと楽しみは広がる・・
どこかで聞いたかもしれないが・・「そうだ!京都へ行こう〜♪」(笑)

ひとつずつ攻めてみたら・・もとい(笑)・・探検してみたらきっと面白い〜(*^^*)pupu...pu♪
こんな無謀な計画を持ちかけられる相手はひとり・・・(笑)
「なぁなぁ・・・かこ・・京都いけへん・・?」
「いくいく〜〜♪」←何も聞かない間からすぐに飛びついてくれる(笑)
「一個ずつ「区」を回っていけへん・・?」
「区・・???」
「区〜〜(*^^*) フフフ♪」
「何区があるか知らんでぇ・・・・・」
「わたしも知らんけど・・・・・」(爆)
このボケトーク・・・これでは終わらない・・・

わたしが書き出しに筆を入れれば・・次の行を書き出してくれる相棒・・・
「伏見区の寺田屋行きたい〜〜♪ 伏見区・・・・」(坂本龍馬が大好きな相棒)
「じゃぁ〜最初は伏見区に決定〜〜♪」
「伏見区ってどこにあるん??」
「寺田屋のほか・・・なにあるん???」
「さぁぁ????」
大丈夫かいな・・のふたり・・(笑)
でも・・・どんどんふたりの脚本家たちは筆を進めていく・・・





京都勉強その@

ちなみに・・伏見区の位置・・ちょっと京都市役所さんより・・拝借の地図



京都市内にはこんな区があります・・・
伏見区は大阪に一番近い場所・・
私たち流に言えば京都市の一番「下」(爆)




うん・・
何かがあるから行くのではなく
何かを見つけるために行く旅だっていいやん・・ね・・・
なにもなくてもいいやんね・・・
その場所の空気を吸うだけでもいいやんね・・・

そこからも・・ひとりが1ページめを書けば もうひとりが2ページめを書く
止まることないふたりの執筆で・・序章がすぐに決まる・・

それぞれが「行きたい観光地2箇所」・「ごはんを食べたい場所2箇所」・「お茶したい場所2箇所」
ピックアップして持ち寄ることにした・・
自分の行きたい場所と 相手の行きたい場所・・
一緒も楽しめるけれど
違うことがもっと楽しめる・・。

同じような検索をかけたものの・・・どこでどう違ってくる・・・これが個性ってやつ・・・
目に付くものがぜんぜん違ってる
相手の探し出してきた場所を・・・
「どこで見つけたん・・?」「さぁぁ??」
(*^^*) フフフ

行く前から「京都伏見」が身近な場所になる。



大阪と神戸からそれぞれ京都へ・・・。
待ち合わせは「京都伏見区の稲荷駅」
それぞれが自分の足でその場所へ行く・・・
わたしはJRで京都駅経由・・・かこは「おけいはん」の京阪で・・・(笑)
10時なぁ・・・と約束したものの・・ネットで検索かけりゃ・・稲荷駅は10時10分着♪
昔は時刻表なんてあったのになぁ・・・ホント便利になったもの・・
ネット活用はお手のもののわたしたち・・・
即座に時間が出てくる
「10分遅らせて〜♪」と言えば相手もほぼその時間だったらしい・・・
違うけれど一緒になる・・不思議。








(一)伏見稲荷神社




駅を降りるなり目に入ってくる目にも鮮やかな朱色の大鳥居・・・
映像や写真でよく見ることのある「伏見のお稲荷さん」が目の前にある
全国に散らばっている3万のお稲荷さんの総本山が京都伏見稲荷になるらしい・・
季節柄・・中高生の修学旅行や遠足の姿も目に入ってくる

鳥居と鳥居の間隔もひとりがやっと通れるほどのきゅ〜きゅ〜詰めで鳥居のトンネルが続いている
その隙間から見上げる木々の緑がまばゆい季節・・
朱と緑のコントラストがこの空間を作り上げている
この季節ならでは・・・光の色を感じている

石灯籠のギボシの重さで願い事をはかる「おもかる石」
ギボシを持ち上げ、予想より軽いと感じれば願いが叶うといわれる試し石
重いと思えば重いような・・・大丈夫と思えば大丈夫・・(*^^*)v
だから・・・大丈夫・・・重くない♪♪
ゆえに・・願いは叶う♪(*^^*)v
と・・ここでも前向きなO型さそり座星人・・・(笑)




千本鳥居・・
一本の道が右と左に分かれる
(*^^*) フフフ
ふたりのこと・・もちろん同じ道を行くはずがない
ひとりは右へ・・・ひとりは左へ・・・
先で・・また一緒・・。



かこが稲荷の参道で「すずめ・・」と言う・・・
すずめ・・????
ここの名物はすずめの焼き鳥らしい・・・参道のあちこちの店先で焼いている・・
何も考えずに「食べよう♪」と言うて頼んでしまったが・・
あとから思うと・・・( ̄_ ̄|||) ・・・・・(笑)
まぁ・・・きっと最初で最後のすずめの焼き鳥・・なんでも経験や・・・^^;;
これも旅気分・・街の中じゃ味わえない「遊びココロ」



そして・・・
伏見稲荷ではこのチビッコたちと縁があってずっと一緒に山を降りてきた・・
保育園のお散歩かなぁ・・・
まるで孫を見る気分でふたりとも顔がほころんでくる・・・


一気に鳥居を走り抜けて行くチビッコたち・・・



「せんせ〜ゆうたろうくんがないたはる〜〜♪」
女の子が先生に訴えてる・・・

あぁぁ・・・ここは京都やぁ・・・って思う。
ないたはる・・・「はる」の使い方
大阪・神戸では「はる」は敬語に値する
だから友達や自分より年下に「はる」を使うことはない
でも京都はほとんどすべてのものに「はる」を使う
この小さな京都人たちはその血をちゃんと受け継いでいる
同じ関西ながらの微妙な言葉の違い・・旅してる〜〜♪(*^^*)とうれしくなる瞬間・・






京都勉強そのA

関西弁の敬語表現「〜はる」の語源は「なさる」で
たとえば「行きなさる」が「行きなはる」→「行きやはる」→「行きゃはる」→「行きはる/行かはる」に
変化したと見られている
ちなみに・・・関西弁には「行きはった」という場合と「行きはりました」と言う場合がある
「行きはりました」は敬意の高い言い回し方・・。

で・・・その中でも京都(プラス滋賀)は「自然物」「身内」にも『〜はる』を使う3つの用法があるらしい
一つ目は
大阪とおなじよう相手を敬う使いまわし
二つ目は
大切なものや動物に対してのもの・・「犬がようほえはる」とかに使う
三つ目は
身内への『〜はる』「うちの子泣いてはる・・」とか話すそうだけれど
この場合は敬意を払ったり丁寧に言ったりする意図は込められておらず
他人の立場に立ってわが子を評しているような意味合いがあるらしい

奥ゆかしい古都の人たちは穏やかで『遠まわしの表現』が見に染み付いているという・・
『遠まわしな表現』は後々にもきっとまた登場する機会があると思う・・・

同じ関西でもストレートすぎる大阪と見事な対称・・・(笑) 








伏見の町には 映画のセットになるようなお店が今もなお息づいている
写真に撮ってこうしてみてみると
このお店でゆっくり時間を過ごしてきたらよかったなぁ・・・
なにせ・・イラチのふたり・・・・(笑)
見事なちゃちゃちゃ・・・で物事がすべて運んで行く
このスピード感はたまらない快感・・(笑)
でも・・
たまには「止まれ!」 かも。
かこ〜♪
今度は止まれも楽しんでみような・・・(*^^*)pupu...pu♪








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