2008/3/2(Sun)
* Chihiroの結婚 2

 
結婚式を行う式場の近くにホテルを取って
我が家の親族たちはそちらで泊まることに。

岡山在住者は誰もいなく
全員が東京・・大阪や・・広島や・・
遠くから駆けつけてくれていたので
夜遅くなったもののまずは夫と一緒に娘たちを連れて
ホテルのお部屋へ挨拶に伺うことに・・・。
(なぜか・・新郎もホテルに泊まりたいと・・・^^一緒に・・)

娘たちChihiroとAzusaのツインルーム
新郎kensukeはシングルルームを取って
別々に・・おやすみなさい・・をし・・・
ようやく夫と部屋でほっとできたのは
夜の10時を回っていた頃。

夫と二人 明日のお席の一覧表を見ながら準備をする。
親として ご挨拶に伺う際
娘に今まで関わってきてくださった方たちを
お名前と・・いつ・・どこでお世話になってきた方なのか・・
把握しておきたくて
娘の書いてくれた紙を見ながら
夫と話をしていたときのこと・・・

トントン・・ホテルの部屋をノックする音。

はぁい・・。
出ると・・kensukeだった。

どうしたん・・?

「あの・・先ほどは歩きながらとか落ち着いてご挨拶できなかったので・・・
きちんとご挨拶に伺いました」

ここで・・きゅん。
なんて・・いいこ・・・(笑)
Chihiroにはもったいない・・何度も思う・・(笑)

「明日どうぞよろしくお願いいたします・・・」

夫と二人・・彼の優しさと誠実さに心打たれながら
こちらこそ・・・

夫がビールを差し出す。

たわいもない世間話が少し続く・・
でも
明日の朝は早い・・・。

「じゃぁ・・もう今日は早く寝るんよ・・・・・」というと
彼が・・
「あの・・・お願いがあるんですけれど・・・・」
床にひざまづいて言う・・

どきっ・・・お願い・・?
(何を言い出すの・・・?・・どき・・・)

「今まで言えなかったのですけれど
明日から 
お父さんお母さんと呼ばせていただいていいですか・・?」

・・・・・・

顔がほころぶと同時に
胸が高鳴る。

突然の彼の一言に
こちらは言葉にならなくて
彼になんて言ったのか・・
きっと・・
夫と二人揃って・・
「うん・・」とか・・「よろしくおねがいします」とか・・
そんなあやふやな言葉で返してしまったかもしれないけれど・・・

心で・・
ありがとう。
お式の前に
こんな胸が熱くなる時間を・・ありがとう。

彼が部屋を出て行った後・・・
本当に
心がほっとできる安堵感に包まれ
彼の優しさの余韻を
ふたり占めさせてもらえるような時間をもらった。

夫の胸中は量ることはできないけれど
淋しさを埋めるに
十分すぎるほどの彼の優しさと思いをもらって
夫もうれしそうに
明日に臨む気持ちでいたと思う・・・

きっとこの一瞬の出来事は
一生忘れられない時間で
息子と呼べる大事な家族が我が家に出来た
そんな歴史の瞬間だったかもしれない・・・

彼でよかった・・。









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