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「今 関空・・・」 「生きてた・・?」 「魚が食べたい〜〜〜お風呂も頼む〜」
そんな娘の帰国第一声だった・・
関空からバスにのって学校まで帰ってくる 学校へ迎えに行くと 学校の先生たちはあわただしくエントランス付近で もうすぐ帰ってくる生徒たちを迎えようと汗いっぱいで動かれている 「今・・**の交差点を過ぎたそうです・・もうすぐバスがつきますから・・」 先生の丁寧な実況中継を受けながら 生まれて初めてこんなにも長く離れていた娘が一体どんな風になって帰ってくるのか 胸がざわめき始めている
実は・・落ち着いていたようだけど・・ 彼女がムコウへ行ってしまって 体の一部が動かない自分を感じてた 心配しても手の届かない場所・・ どうしてやる事も出来ない場所・・ そんな場所にいる彼女を思うほどに胸が重く・・苦しくなる 幼児の頃・・手の届く場所にいて 抱きしめ・・手を貸し・・守り育ててきた娘が・・ どうしてやる事も出来ない場所に行くまでになった・・
これが子離れする・・親の淋しさ・・苦しさ・・なのか・・
離日してしばらくは 時差を考え・・今何してるだろう・・ そんな事ばかり思う・・ ふぅ・・・ 彼女が戻ってくるまで自分が「持ちこたえるのか・・?」^^;; さえ 最初は思った・・。 連絡もしてこない娘に・・だんだんと・・・ 「ああ〜〜なんかあったら連絡あるよなぁ・・ 連絡ないのは元気な証拠・・!!」何度そう自分に言い聞かせて 私の中から「Azusa」を忘れようと・・思った日々だったろう・・
その娘が帰ってくる・・
仲のよい「なおちゃん」はムコウで風邪を引き 食事が出来なくなったらしく・・ お迎えに来ていた「なおママ」は心配のあまり体調を壊されていた・・ ムコウからその電話が入った瞬間から 「私の体調がおかしくなって・・まだ戻らない・・」と・・ なんだかその気持ちが痛いほどわかる・・
バスが到着して・・学校の先生・職員の皆さんのお迎えの中・・ 彼女たちは降りてくる・・・
涙がでてくる・・ なんでわたし・・涙・・だしてる・・? いけないいけない・・ こんなところで泣いちゃいけない・・
ずっと・・心の奥に沈めてた娘を心配する気持ち・・ ふぅわぁ・・・・と・・浮かび上がってくる あぁ・・・もう・・沈めなくていいんだ・・ もう・・心配しなくても・・いいんだ・・
必死にこらえた・・
でも・・まわりの・・他のママたちも・・ みんな・・同じ思いだった・・
なんといわれたって・・ 母とは・・ そういうものなんだろう・・
「あぁ〜〜日本がいい・・もう・・行きたくない・・日本が一番♪」 「ムコウのママが・・NZ離れるの淋しい?っ聞くから うん・・って答えたら 日本へ帰れるのうれしい?っ聞く・・また うんって答えたら・・ どっちの気持ちが大きい?って聞くん・・・そんなん「日本に決まってるやんなぁ〜♪」・・ でも・・ママがかわいそうやから・・同じくらい・・って言うてきた・・・」 学校から家へ向かう車中・・ とどまる事のない話・・話・・話・・
「あぁ・・・ようしゃべるなぁ〜 もうちょっとムコウにいてたらよかったのに・・・うるさいのが帰ってきたわぁ・・・」 「ぐさっ・・ママ・・今の言葉・・傷ついた・・心にバンドエイド必要や・・・ でも・・ やっぱり・・ここがいいぃ・・・・」
(*^^*)pupupu♪ おかえりぃ・・ おかえり・・・・・・
入浴剤も新しいのを買ったよ・・ あなたの好きな・・お刺身も用意したよ・・ 頑張って色んな煮物もつくったよ・・・
あ〜お帰り・・・ 出来る事なら 押さえつけてでも ぎゅ〜して chu♪ してあげたいくらい・・・(*^^*)pupupu♪
おかえりっ・・・♪
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