どうしても作りあげたかったものがありました

それはもう・・6年間も温めていたもので・・(;^_^A ･･･
今回の「四季色工房・春雛色」を聞いた時に・・　これしかないと思ったのでした・・。

それは　娘たちへ贈る「時計」でした


トールペイントをはじめてもう12年ほど・・
いろんな絵を描いてきたけれどRosemalingというノルウェーの民族絵画は
私を魅了したもののひとつでしたでした
Rosemalingという絵画にはそれぞれの地方スタイルが存在します
その中で　1997年に
Rosemalingの中のHallingdalというスタイルで描いた時計（↓の写真　左側）を作りました
この色合いと　おだやかな曲線がとても好きで・・
絵を描くというより　ちいさな家具を作るようなそんな気持ち入れをしたものです

そして　もうひとつ　ちがうスタイルTelemarkでも描きたかったのですがいつのまにか
忙しさの中に　その夢はおあずけにされていました

今回の2003年春雛色遊び･･これにしよう・・♪　この夢は今しかない・・＾＾
そんな思いで筆を持つことにしました・・

見てのとおり・・この二つはおなじ素材・色を使っています
けれど・・
Hallingdal・Telemarkという違ったスタイルで描く事によって　
それぞれの個性が光った作品になるのです・・
この時計と同じよう・・
娘たちも　同じ母から生まれながらも
それぞれの個性でこれからを生きていっていいんだよぉ・・
どんな生きかたしたって　あなたたちの底に流れるものは同じで
それをあなたたちが磨いていけばいいんだよ・・
みたいな・・・＾＾
そして・・あなたたちの人生という作品がどんな色・絵になったとしても
きっとそれは個性光った素敵なものになるだろうと。。

いずれこの家を出て行ってそれぞれ自分の家庭を持つであろう娘たちへ・・
それぞれの家のどこかで・・この時計たちと一緒に時を刻んでくれたらいいなぁ･･
ただただ漠然としたそんな夢に願いこめて・・

		← 訳しながら色/ストロークを・・
→ ひとストロークを描いては一休み ゆっくり色を重ねていきます
	← テーブルの一角は 工房そのもの・・ テーブルの桃の蕾のふくらむのと 勝負してるような・・ (;^_^A ｱｾｱｾ･･･
		↑ みんな寝静まった後 Jazzの音だけが聞こえる中 筆を持つ時間
	↑ ここまで来ればあと一息 文字盤にも絵を描き入れて
	それぞれのサイン 6年の月日を経て 二つが一緒になった

どちらがどちらの時計を選ぶとか・・・
どちらが先にこの家を出て行くのだろうとか・・＾＾
そんないろんな思いを抱きながら
ひとストロークずつ入れて描いた作品です




できあがり・・♪








あとがき

急に筆を持って夜なべまでして描いていた母を見て・・・

「ねぇ・・ママ　この時計どうするん・・？私らにくれるん・・？」
ドキッ・・・
「ま〜た 泣かせるような事しようとおもってんじゃない・・（*^^*)σﾂﾝﾂﾝ 」

（;￣＿￣;;・・・
「やるかい♪　あなたたちには・・やらん〜〜♪」


鋭しアヤツの勘・・（*^^*)pupupu♪